犬は人の言葉を理解しているって本当?

おすわりやまて、おかわりなど犬は教えてあげることでさまざまな言葉を理解してくれますよね。ただ、「言葉と動作を一緒に教え込むことによる条件反射」だという意見も世の中にはあるようです。「えーうちの愛犬は私の言葉を理解しているわ」という飼い主さんのために犬がどれくらい人のことを理解してくれているのかをお教えします。

犬の嗅覚と聴覚は超優秀

まず、一番知りたいのは犬は本当に飼い主さんのことを区別しているかだと思います。嗅覚と聴覚が非常に優れているためこの二つで飼い主さんを見分けられるのです。
たしかに、犬は麻薬犬や警察犬などのお仕事で活躍していますよね。においで犯人をかぎ分けたり薬物のにおいを訓練で覚え麻薬の発見するなどの活躍しているので嗅覚は非常に優れています。
なので、飼い主さんのにおいがわかるのも不思議ではないですよね。また聴覚が優れているおかげで、足音や車のエンジンの音などで姿やにおいがしなくてもご主人の音を聞き分けられるのです。

人と犬の聴力の違い

ご主人様の車が近づくと興奮したり嬉しそうにする愛犬を見たことある方も少なくはないでしょう。実は人間の聴力は約20~20,000ヘルツですが犬の聴力は平均で約40~65,000ヘルツなのです。ペットとしての犬と人間の関係になる前の古代では、人間にの狩猟の相棒として活躍していたというのも納得の聴力ですね。嗅覚と聴覚を活かしてしっかりと飼い主さんを見分けているのですね。

 

犬は右脳で感情シグナルを処理し左脳で言葉の意味を処理

では、言葉は理解しているのでしょうか。最新の脳スキャンで実験した所、飼い主が「いい子だね!」と言葉を掛けるとき、犬が単語と言い方の両方を聞いているといたそうです。
エトベシュ・ロラーンド大学(ハンガリー)の動物行動学者アッティラ・アンディクス氏の研究により人や他のイヌが発するさまざまな声(うなる、ほえる、クンクン鳴く、叫ぶ)を聞いた時に脳がどう反応するかを調べた結果、人の幸福感と恐怖感を表す声にも犬の声と同様に、脳の同じような個所が活性化することが分かった。
また、サセックス大学(イギリス)で行われたより最近の研究で、犬は人間の会話の中の感情シグナルを読み取るだけではなく、意味のある単語とでたらめな単語とを区別できることが明らかになりました。

2014年には、犬は人と同じように犬は右脳で感情シグナルを処理し、左脳で言葉の意味を処理していることがわかったのです。これらの研究により人間の発する単語を聞いて理解していて条件反射ではないことがわかりましたね。

犬もしっかり人間の言葉や感情をわかっているので優しく、素敵な言葉をかけてあげてコミュニケ―ションをとれるといいですね。