最近は小型の洋犬の種類が増え、犬は番犬からペットという位置づけに変わっていきました。小さくて愛くるしいペットは、マンションに住む人の増加や家族の一員として暮らす室内飼いというイメージを大きくしました。
このように室内で犬を飼う人が多くなりつつあります。犬の里親募集では譲渡条件を室内飼育にしている里親さんも多いのですが室内で飼うと排泄や、お部屋の臭い、抜け毛、壁や床の傷、などといった問題がでてきます。
そもそも、なぜ室内で飼わないといけないの?室内で飼わないと虐待なの?って思う方もいますよね。
室内で飼うメリット、デメリット
まず室外でかうことのメリット、デメリットです。
メリットはもともと自然の中で生きる犬にとって自然の環境で飼ってあげることができる、番犬としての役割を果たしてくれる、部屋を汚す恐れがない、家の中でイタズラすることや事故が少なくなる、外で元気に遊ぶことができるなどがあります。
ただ一方で、しつけができていないと車や人が通るたびに吠えてしまう、体調不良に気づきにくい、寄生虫やウイルスの感染可能性が上がる、隣近所の洗濯物や住宅内に抜け毛が飛んでいく可能性があるなどがあります。
また、室内外の飼いの方が寿命が長くなる傾向があるようです。室外では事故に巻き込まれたりする危険や、外でのストレスにさらされていること、病気にかかりやすいやすいからかもしれませんが、はっきりとした原因はわかっていません。
ただ病気は予防接種で防ぐこともできます。こうやってみてもそれそれにメリット、デメリットがありますね。
外飼いで気を付けておく注意点
では、外で飼おうと思った場合どんな注意点があるのでしょうか?
フェンスや塀を使って脱走対策をしっかりしましょう。室外犬の寿命の短さの一つに脱走などによる不慮の事故などがあります。また万一のために首輪やリード、迷子札などを活用し工夫しておくことが大切です。
ノミやダニ、蚊によって媒介されるフィラリアなどの病気に予防で処方薬を活用したり、病気予防で予防接種をしっかり受けましょう。
また、ご近所迷惑にならないよう、人が家の前を通ったり来客のひとが来ても吠えないようにしつける、庭に植える植物に犬が誤って食べても中毒を起こさないものにする、庭に物を落とさないなどに気を付けましょう。
また雨が酷い時の小屋の様子にも気を付けてあげてください。
最近では、飼い主さんの目の届かないところで悪質なイタズラをされたり、他人が勝手に食べ物をあげる、ケガをさせられたりする危険性もあるのでしっかりと対策してあげて犬が快適に過ごせるようにしてあげましょう。