犬の食事とヒトの食事は違う!
犬にとっても楽しみである食事です。乾燥したドライフードや半生タイプ、缶詰タイプなどのドッグフードとして販売されてものや手作りのもの、人間と同じものをあげる人など人間同様にさまざまな方法があります。人間にも不摂生でも好きなモノだけ食べる人や健康に気遣い栄養を考える人もいるように犬にとって好きなものを食べる方が犬にとって幸せではないか?と考える方もいるようです。
このことについてはいろいろな考えかたの飼い主さんがいらっしゃいますので考え方によって決まってきます。ただ、近年ペットフードの普及により犬の平均寿命は大幅に伸びてきているのは事実です。また、人間の食事は人間と犬の必要とする栄養素はちがうためバランスがよくありません。ドッグフードは、犬にとって必要な栄養がバランス良く作られ、一番お勧めです。
ペットフードの選び方
では、愛犬に少しでも長生きしてもらうためのペットフードの選び方、回数、量はどのようにすればいいのでしょうか?
まず、ペットフードの裏面の成分表示を見ると「総合栄養食」または「一般食」と記載があります。「総合栄養食」と記載のあるものは1日分の栄養素を摂取することができるものです。「一般食」と記載のあるものは、人間の食事でいう「おかず」ですので、単独では1日分の栄養を摂取することができません。主食は「総合栄養食」を選ぶのがよいでしょう。
商品記載の消費期限は開封前のものですので開封後は、カビが生えていたりする心配があるので、食べきれる量のドッグフードを購入しましょう。ドライフードは冷蔵庫ではなく冷暗所保管してください。
子犬の場合は注意が必要な場合も
子犬は成長が早く、エネルギーを貯蔵しておく体の仕組みも未熟なので、こまめに回数をあげる必要があります。成犬用のドッグフードには、たくさんの種類があります。年齢別を明記したもや不妊・去勢手術をした犬、活動量が多い犬種や、室内犬用など細かく選べますので愛犬に合わせて選んであげてください。
犬は犬種による特異的病気が多く知られており、犬種に応じたごはんも数多く販売されているのでとても役立ちます。成犬には、朝と夕方など1日2回に分けて食べさせましょう。食事前に胃液を吐いてしまったりお腹を下したりが多い場合には食事回数を増減したり病院へ相談した方がよいかもしれません。1回の量は、犬の体重や体型に応じてドッグフードに記載のある分量を与えてください。
高齢期の老犬は、体の機能が低下してくるのでドッグフードをぬるま湯でふやかしてあげたり、少しあたためてにおいを強くするなど工夫しましょう。
絶対ダメ!犬には危険な食材あれこれ
また以下の「危険な食材」だけはあげてはいけません。
ネギ類(タマネギ、ナガネギ)、にんにく、ニラ、チョコレート、カフェイン飲料、ぶどう、レーズン、イカ、タコです。もし食べてしまったら、急いで動物病院で診てもらいましょう。
愛犬にいい食事を摂って長生きしてもらえるよう体を気遣ってあげたいですね。