犬の平均寿命と年齢の関係 大型犬と小型犬で数年違う事も

みなさん、かわいい愛犬と少しでも長く過ごしたいと飼い主さんはおもっていらっしゃるかと思います。犬の成長が人間より早いというこは聞いたことがある方は多いと思いますが日本で暮らす犬の平均寿命をご存じですか?

一般的な犬の寿命は?

一般社団法人ペットフード協会の2018年12月発表の全国犬猫飼育実態調査の結果によると、2014~2017年の5年間の集計で、犬全体の平均寿命は14.29歳でした。

犬は人間と違い1年で歳を取るスピードが早く、小型犬においては生後2年で人間の年齢でいうと24歳程度にといわれています。そして3年目以降は、1年で4歳ずつ年齢を重ねていきます。小型犬の犬での年齢を人間の年齢に換算するには、以下の計算式に当てはめると計算できます。24歳(生後2年間)+[(犬の年齢-2)×4]

つまり、小型犬の平均寿命である14歳くらいは、人間の年齢に換算すると72歳ということです。

ギネス認定の長生き犬はオーストラリアン・キャトルドッグ

2018年にギネス記録に認定されている最高齢の犬は、オーストラリアン・キャトルドッグのブルーイーで、1931年に29歳5ヵ月生きたそうです。人間では140歳以上になるということです。

ギネスには非公認ではオーストラリアでオーストラリアン・ケルピーが30歳まで生きたと言われています。実際には、愛犬が20年以上生きれば人間換算すると90歳以上になり、かなりの長生きと言えます。

 

犬種による違い、大型犬は短命な傾向が

 

また犬種による寿命の分析の結果では犬種別の平均寿命がもっとも長いのは、イタリアン・グレーハウンドの15.1歳だと結果が出ています。

次いで、ミニチュア・ダックスフンドとトイ・プードルの14.7歳が2位、4位は、柴犬の14.5歳で5位のパピヨン14.4歳のほか、14歳を超える平均寿命の犬種は、パピヨン、ジャック・ラッセル・テリア、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、カニンヘーン・ダックスフンドでした。

トイ・プードルとダックスフンドのほか、人気犬種ではチワワが13.7歳で12位になっています。

また、小型群の平均寿命は(体重5~10kg)が14.2歳ともっとも長く、超小型群(体重5kg以下)が13.8歳、中型群(体重10~20kg)が13.6歳、レトリーバー種などの大型群(体重20~40kg)が12.5歳、超大型群(体重40kg以上)が10.6歳です。

犬の大きさで考えると、大型になるほど寿命が短い傾向であるようです。

日本に暮らす犬の平均寿命は、ご飯の質の向上や獣医療の進歩、室内飼育の増加などによりこの数十年間で飛躍的に延びています。

日本に暮らす犬の平均寿命は約14歳ですが愛犬の心身の健康管理に努めることでご長寿ドッグになってもらいましょう。食事や運動の適切な管理はもちろんのこと、飼い主さんとコミュニケーションを取ることで元気にすごしてくれるはずです。

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